とりあえず、ごはん。

好きなものはカメラと旅行とほかほかごはん

ある意味どん底JKが受験生になった話します!

お久しぶりです。

最近はバイトやらに明け暮れtwitterやらInstagramの更新だけとなっていました。

1つのことしか集中できん…

 

twitterで知り合った友達と写真を撮りに行ったこととか、家族で渓流釣りに行ったこと、バイト先の面白かったこととかいっぱいいっぱい伝えたいことはあるんだけど、とりあえず置いておきます。

 

 

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さて、私の妹は現在高2年生、つまりもうそろそろ進路なるものを考えなくてはなりません。

妹は私が卒業した高校に通っているのですが、そんな妹からある日「お姉ちゃん、なんで受験したん?」と聞かれました。

 

なんでって言われるとなぁと私は妹に長々と話したんですけど。

 

妹には「結局なんでかわからんかった」と言われました←

 

 

 

自分で話していて結構整理もついたし、あぁあの頃の私は色々なものを抱えて過ごしていたなぁと思ったのでここから少しこのブログにて触れようかなと思います。

(完結するのかしないのか、いつになるのかすべて未定な企画です)

 

 

受験に悩んでいる人や受験生の子どもを持つ方なんかに見ていただくと、だいぶ気が楽になるんじゃないかなぁって思います。

読んでいただくとわかるけれど、私はほんとどん底からの受験です(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は現在、とある国立大の農学部応用生命科学科に所属し、食品化学という分野を専攻しています。

 

 

農学部は文系理系なんかと言われていますが、一応バリバリの「理系」です。

 

 

 

私は元々農学に興味があったので、その大学、学部を受験しましたが、ここではもっと詳しい話をしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

高校までの私の環境

 

 

私は、地元のとある一貫の女子校に小学校から通っていました。小学校から中学校、中学校か高校への進学は外部生と同じように試験はあるものの、あくまで「形だけ」。決められた道を進む、本当に文字通り「エスカレーター」な12年間でした。

その女子校は大学の附属であったため、勿論上に女子大があります。私の学校ではそこに進む人が7割ほどいたと思います。

殆どの友達が、上の大学のどこの学部に行くかを悩む中で私は思ったのです。

 

「果たしてこの少ない選択肢で大学選択を選んでしまって良いのか。」

 

女子大ということもあり、ある学部といえばデザイン系、教育系、言語系、マネージメント系など。理系は少なく、管理栄養学科と看護科しかありませんでした。少ないんです。

 

電車の中吊りの高校を少し見ただけでも、世の中には魅力的な大学、学部があります。

 

上の大学に行くとすぐに決めてしまうのは勿体ないなぁと、私はなんとなく大学探しを始めました。

 

 

 

 

 

 

 受験に不向きな学校だった?

 

 

私の通っていた学校は、女子校でしかも受験に力を入れていない学校でした。

上の大学に行く子が7割、残り3割のうち殆どが指定校推薦と呼ばれる学校同士のつながりで毎年一定人数行けるというシステムで大学に行きます。極わずか、クラス40人のうち受験するのは5人いるかいないかの、そういう環境でした。

 

普通の高校は高校2年生、遅くても3年生から「文理選択」を迫られ、文系クラスと理系クラスに分かれます。

私の高校はそのクラス分けもありません。

 

選択授業、という形で理系科目を頑張って取れば、なんとかほかの高校と同じような勉強をすることが出来る、そんな環境でした。

 

ちなみに私の友達は数学が大の苦手で、数Bすら授業で選択しませんでした。

ほとんどの友達が、高3で数学に関わる授業を取っていませんでした。

 

少し変な話ですが、看護学部、管理栄養学部の子達もほかの文系学部のクラスに振り分けられます。

指定校推薦で薬学部や建築学科に行く子達だって、数Ⅲや数C、ひょっとしたら数Bすらとっていません。必修ではなかった物理、生物Ⅱをとらなくても、その指定校推薦をもらう資格はありました。

 

 

 

 

私の生活してきた環境では大学受験をして理系に進む、というのはなかなか勇気の必要なことだし、今考えると少し無謀であったと思います。

 

 

 

 

 

なぜあえて「理系」を選んだか

 

 

大学選びをする時に、私は自分の得意不得意を考えてみました。

 

 

私は数学が得意です、そして大好きでした。

 

 

女の子だけで、数学に力を入れていない学校、そんな環境だと中学の頃少し勉強をすれば満点が取れます。

満点が取れればみんなから褒めてもらえるし、自信がつきます。

何回もそれを繰り返せば調子に乗り、勘違いします。

「私はとてつもなく数学が得なのではないか」

 

私はその勘違いがうまく働き、数学嫌いの友達が増える中で、周りから気持ち悪いと言われるくらい数学に力を入れていきました。

 

県内No.1の進学校に通う友人におすすめの参考書を教えてもらい、学校から帰ったらそればかり解いていました。

少し時間テクでもある授業で習わない公式なんかは、知っているだけでニヤニヤしてしまうし、宿題のノートでこっそり使ってみたりしました。

テストだって、みんなとは違う回答法で答えを導き出し、先生に特別点を貰ったことがあります。

 

人と違うことをして、静かに褒められたいタイプだったんです。

 

全員に認められたい訳では無い、評価を下す側の人間に認められて、自分のごく身近な友達に認められたい中学、高校時代でした。

 

 

数学と同じくらいだ得意で、好きだったのが化学。

理由は数学とほぼ同じ。

周りが苦手で、自分が得意。

 

他にあるとしたら小さい頃から科学館によく行っていたこと、親が小学校2年生から週休二日になったことで実験教室に入れてくれたことが大きいのかな、と思っています。

 

 

つまり、最初の話に戻りますが私の得意は「数学と化学」でした。

 

 

そして苦手はというと、特にありませんでした。

暗記だってなんとなくできるし、国語系はそこまで好きじゃないけれども与えられたものをこなす自身はあります。

 

でも1番にはなれない、学校の外の人たちとは戦えない。

そう思っていたし、実際そうでした。

 

 

 

そこで私は「とりあえず数学と化学で受けれる大学を探そう。そうなると理系かな?理系にしよ!」と簡単に本当に悩まず進路を決めました。すごいアッサリ。

 

 

 

 

 

あと1つだけ、意識はしていないけれど今思えばこれは大きかったのかなというものがあります。

 

 

 

それは親からの洗脳。

 

 

私の両親は特別大きな企業で働いているわけではありません。普通の会社員。私はごくごく一般的な家庭の子供です。

 

 

好きな事はさせてくれるし、強制はしない、辞める時も文句を言わない、そんなこちらとしてはありがたい両親でした。

 

けれどもそんな両親が(特に母が)洗脳するように(無意識に出ていた言葉かも知れませんが)言っていた言葉が「理系は潰しが効く」です。

 

私の親は二人とも高校の頃、理系クラスでした。しかしそのまま理系には進まず、大学は文系学部に入学しました。父親は経済学部、母親は人文学部

特にその時代、今とは違って女の子で4年制の大学に行く人は少なかったみたいなのですが母は4年制の大学を出ています。

 

母は言うのです、「文転したから出来たことだよ、逆はない」。

 

 

私が実験教室に通いたいと言った時、数学のテストで満点をとった時、かかさず母は言っていました。

 

「理系ができればなんとかなる」

 

 

そういった両親からのプッシュもあり、わたしは理系を得意科目とし、高2で「とりあえず理系志望にしておいて無理になったらやめよう。」と(別に学校に書類を提出するわけでもなかったので)一人で決意しました。